鉄道には付帯施設の謎の遺構が結構あって、新幹線も国鉄時代のインフラや施設の遺構がかなりある。
この米原彦根間の謎の高架も気にかかっていた。ふと気が付くと延長線上の名神高速にも高速をまたぐ橋脚跡がある。これなんか立派なアーチ橋で道路橋レベルである。
旧い人に聞いてみるとどうやら、閉山になった大阪住友セメントの鉱山のインフラになる予定だったようである。
延長線上に東の山に三か所ほど鉱山跡がある。新幹線には貨物線の計画もあったようだから、山から産出した原材料を運搬し名神の上を通し、新幹線の上にサイロを設けて備蓄し夜間積み込みと輸送を計画したのだろうか。妄想は膨らむ。