愛知県稲沢市 356K190D
高速のインターから地味に走る。稲沢は名古屋のベッドタウンで高層集合住宅がどんどん増えている町。もとは田園の新興都市は文化や親しみやすさがあまり感じられず苦手。
現場近くのセブンは「うるさいセブン」と呼んでいる。とても清潔で手入れの行き届いたお店だが行き過ぎている。トイレには注意と啓発を促す文面の毛筆の張り紙が4枚。いわく挨拶に続いて「駐車場のポイ捨てが真に遺憾であると・・・」など。駐車所には即時エンジンストップ。もちろん常識的なマナーではあるが高圧的でうんざりする。
だいたいポットのお湯の温度が2台ともに90℃。98℃といわないがせめて一機は95℃に設定してもらいたい。
神経質そうな母娘とパワハラ系の主人。
【ルート1】名神一宮
【ルート2】名二環清須西
もう4回目か5回目だけど、なぜか苦手意識のある地域でルートに自信がないのでおさらい。うるさいセブンの印象が強すぎるせいだ。
【ルート1】名神一宮より
インターから下りた先を左左右で信号左でずっと道なり、と行けばいいのだけど、最初の分岐のイメージが無くいきなり挫折しかかる。ので記録。
帰路で名神に乗るときは手前で右折。これは緑看があるので問題ないが、料金所手前が路地のような分岐に入るのでミスコースしたかと逡巡する。
【ルート2】名二環清須西より
こちらのルートの方が馴染みやすいが、割と長い距離を走る名二環が速度制限が低くアベレージを稼げない。
夜の獣
そして夜間の保線作業中のこと。
監視のため徒歩移動中に幹線下からダイブする大きな水音が。幹線下を覗いてみると小川がある。ライトで探してみるが主は見つからず。
そこを離れかけるが、思い直してライトと気配を消して戻ってみる。
覗き込んでライトを照らしてみると、再び大きなダイブ音とともに毛並みのいい獣が草の下に潜り込むのが見えた。
危機管理能力が甘いな。
50センチほどはあるだろうか。大きい。巣があるのだろう。あとで調べてみるとヌートリアのようだ。
ちなみに幹線隣接の近くのグラウンドには出ると評判の電話ボックスがある。
稲沢は恐ろしい場所だ。
ヌートリアの巣
出る出るボックス
ちなみに「出る」と有名なスポットは他にも多数ある。
母娘が飛び込んだトンネルや関ケ原一帯などなど。
関ヶ原なんかは幹線の背後が森に包まれていて一帯が古戦場であり、気配がビンビン来る。
押しつぶされそうなくらいの気配がする・・・
そしてある晩のこと闇の向こうで何かが光った。
あっ、息を飲んだがそれは獣の目だった。獣が闇のなかからこちらを凝視していたのである。そう、正しく獣の気配を強く感じ取っていたのである。
それ以来怖くなくなった。
でもトンネルは相変わらず怖い。だが実際に保線員で見たものはいないから、保線員の目の前には出ないことに決められている、ということにしている。