Judy 真夜中の偵察手

真夜中に仕事で東海道と中山道をうろうろしています。 ちなみにJudyは彗星という意味です。

大山崎町

23:50

幹線に入って西に向かうと左手に国道を挟んで海のような暗闇が広がっていた。

03:20

戻ってくると潮の香を微かに感じた。

ここは桂川宇治川、木津川が流れ着き交わり、淀川となり大阪湾を目指す場所。

背後には天王山を控える。ひょっとしたら血の匂いだったのかもしれない。

 

丘陵地が平野に近く迫り、そのふもとに桂川宇治川木津川の合流点が位置するため、山崎は古来から交通の要地であった。明智光秀豊臣秀吉(当時は羽柴秀吉)が破った山崎の戦いは天王山山麓で行われた。この故事から雌雄を決することや勝負の分かれ目のことを「天王山を迎える」(または単に「天王山」)と呼ぶ成句が生まれた。

大阪府島本町山崎から京都府大山崎町にかけての山崎の地はまた名水で知られ、日本における製油発祥の地である離宮八幡宮には石清水(いわしみず)の名の元となった湧き水があった。また山崎駅前の妙喜庵には千利休の現存する二例の茶室作例の一つである茶室待庵国宝)が現存する。

タケノコの産地として著名。京野菜京山科なすみず菜の産地でもある。

 

f:id:pooteen:20170416125238p:plain

 

 

f:id:pooteen:20170416131658p:plain

 

 

 

滋賀県近江八幡市上田 

米原シリーズ最終日

 

愛知県東部から東名名神をひた走り蒲生スマートインターを利用しますが、あと7,8キロ西へ走れば竜王インターで、東名から伊勢湾岸東名阪新名神草津西まで西上し名神を折り返してきた方が早いのです。

時間的距離は遠く京都山科とさほど変わらず、この業務ではこの近辺も京都山科と同様に日帰りの限界地点です。

作業区間の境界でもあり、金八線と通称されています。

他の業務では京都西部までが日帰り圏内とはなりますが。

 

 

 

f:id:pooteen:20170331183620p:plain

岐阜県不破郡垂井町 384K860U日守斜路

ここ垂井から東の大垣へはずっとかなりの下り勾配で、以前にも取り上げましたが上り勾配になる在来線下りは貨物が登れないので大きく迂回しているのが分かります。

 

f:id:pooteen:20170331190138p:plain

 

往路は羽島経由で来ましたが、交通量も多くかなり消耗しました。

ただ大垣の今昔が混在する中心部の雰囲気を感じられたのはいい経験でした。

 

f:id:pooteen:20170331191255p:plain

名古屋シリーズ  南方貨物線跡

笠寺から西へしばらくは新幹線高架に、建設中止になった南方貨物線高架の遺構が、手を伸ばせば届くくらいの距離を並行している。

 

高架遺構は駐車場や建物に再利用されたりしていて実に興味深い。

民間利用には堅牢すぎる安心安全の構造物でなかなか魅力的な物件である。

 

f:id:pooteen:20170217163244p:plain

お 
 
Japanese National Railway logo.svg 南方貨物線
建設途中で放棄された高架橋
建設途中で放棄された高架橋(2012年4月)
概要
現況 未開業
起終点 起点:八田貨物駅(仮称)
終点:大府駅
運営
所有者 Japanese National Railway logo.svg 日本国有鉄道
路線諸元
路線総延長 約 26 km
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化

直流1,500 V 架空電車線方式

テンプレートを表示

南方貨物線(なんぽうかもつせん)とは、日本国有鉄道国鉄)が名古屋貨物ターミナル駅1980年開設)から笠寺駅大府駅を結ぶことを目的に建設を行い、途中でそれが中断された東海道本線の貨物支線(未成線)である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南方貨物線のルート(赤線に並行しているのが着工部分。途中で分岐する曲線は名古屋港線への連絡線。1995年2000年撮影)。画像上では2本の線となっているが、実際には高架橋が途切れ途切れになっていた。
帰属:国土交通省「国土画像情報(カラー空中写真)」 配布元:国土地理院地図・空中写真閲覧サービス

 

f:id:pooteen:20170217162802p:plain

f:id:pooteen:20170217163027p:plain

f:id:pooteen:20170217161223p:plain

 

 

 

 

名古屋シリーズ

f:id:pooteen:20170217163244p:plain

 
5 JR東海との協議
 JR東海本社との17回目の定期協議は2002年12月9日、名古屋市内で行わ れた。
 JR側は協議の冒頭、先のサッカー・ワールドカップによる深夜便問題で和解協定 に関して社内に認識の不統一があったこと、今後は和解条項の実現に向けて一層の努力を すると発言した。続いて、JR側から以下の説明があった(当方とのやりとりの結果を含 む)。
(1)騒音対策について
 ① 7キロ区間で設置してきた小トナカイ型吸音装置は引き続き2003年度につ いても施工を予定している。また防音効果の維持についても努めている。
 ② 年2回の架線の取り替え、レール削正を確実に行っている。
 ③ 軽量車両への計画的な切り替えを進めている。

 

名古屋新幹線公害訴訟(和解後)の報告

名古屋新幹線公害訴訟(和解後)の報告

 恒例の名古屋シリーズ。

公害訴訟の公約通り、年2回のレール削正とレール交換作業を行っている。またスポットのレール削正作業も都度行っている。

また防音壁も随時バージョンアップしている。

新幹線のレールは驚くほど高精度で、保守用車が低速走行時の騒音や振動も驚くほど小さい。

 

ところが近年、新たな問題が露呈してきた。

名古屋市熱田区6番町陸橋の直上を名古屋都市高速4号線が通過するようになり、地域の騒音が増え問題になってきたのである。

新幹線の走行音が高速高架に反響する騒音と自動車騒音である。

これはJR側と高速側で調査協議が行われ、高速道路高架裏面には吸音工事が追加された。

 

f:id:pooteen:20170207134111p:plain

 

 

 

f:id:pooteen:20170207134800p:plain

 新幹線高架陸橋のまさに直上を名古屋都市高速4号線が通過している。底面には防音工事が施された。

 

f:id:pooteen:20170207134345p:plain

またこの区間では驚くほど、市井の構造物と新幹線高架が接近している。

桜花と新幹線

生前、桜花のことは忘れられなかったようです。父が、アメリカの宇宙開発計画を描いた映画『ライトスタッフ』(83年公開)を観て、不思議に思っていたことがありました。その中に、世界で初めて音速を超えた「X-1」というロケット飛行機が登場します。X-1が空中で母機から切り離される方式が、まるで桜花だったのです。
桜花も銀河も、終戦直後、アメリカ軍に接収されていました。終戦から2年後の47年、X-1は音速を超えました。その時、操縦したチャック・イェーガーさんが、75年に退役後、80年代になってから来日し、父に会いに来てくださいました。
父はたずねました。
「映画を観て、私がした設計と同じことをアメリカ軍がしているのが不思議でした」
すると、イェーガーさんは、「桜花も銀河も、当時、世界の最高技術でした。アメリカ軍が、三木さんの技術を参考にした可能性があります。」
最近になって、桜花に採用されなかった図面があることが、ニューヨーク州立大学の西山崇准教授の調査でわかりました。それは、桜花に操縦席を緊急脱出させる装置が考えられていたというのです。父は、可能な限り、海軍に逆らってでも、命を大切にしようと考えていたのでしょうか。
新幹線は開業以来、45年以上、乗客の死亡事故はゼロ。新幹線は、現時点で、世界で一番安全な高速鉄道といえるでしょう。父は生前、世界一安全な新幹線を、とても誇りにしていました

世界一安全新幹線を生んだ特攻機「桜花」設計者の十字架 | 玉しき都の泡沫